今さらながら。。。 (bjork 「medulla』)
今さらながら、bjorkのアルバム、「Medulla」の良さに気付きました。
どうして気付かなかったのかと思えば、「medulla」の一つ前のアルバム「Vespertine」が、僕にとってあまりに衝撃的で、結局bjorkという音楽家を以降、「Vespertine」というフィルターを通して見てしまっていたんだろうなと思います。
音楽的なアプローチとしては僕は未だに「Vespertine」の方が好きです。それは、僕がバックグラウンドにクラシック音楽を持っているということも大きいかもしれません。自分がクラシック音楽をバックグラウンドとして持ってきて、クラシック音楽に深い愛情を抱きつつも、クラシック音楽という枠の中に留まらない活動をしたいと思った時に、「Vespertine」のアプローチは一つの理想型に思えたからです。
「Vespertine」には未だに大きなインスピレーションを受け続けています。
しかし、一人の芸術家としての表現として捉えた時に「Medulla」や今作の「Volta」本当に素晴らしいですね。一つの枠や型に留まることのない、芸術家としての強さ、エネルギーの強さを感じます。
「Vespertine」という一つの完成形(ビョーク自身もインタビュー中でこう表現しています。)を作り出した時に、並の表現者であったなら、変化や進化を恐れるはずです。それを型として一生音楽家として歩む方法もあったはずです。
でも、bjorkはいとも簡単にそんな殻を破り捨て、いつも自由に変化し、進化していきます。確かに、この地球上で変化や進化を恐れた動物の多くは淘汰されていく運命を辿っています。それでも、変化は常に怖いものです。
表現者として常に毅然とした態度で自分の表現に向き合うbjorkにただただ尊敬の念を抱かざるをえません。
bjorkのように強さと、真に自由な心をもって毅然と表現に向き合っていく生き方に少しでも近づけるように僕も進んでいきたいなと思いました。