ボイストレーニングOnline

17.第三の眼で見る その効能

前回の講座では、「第三の眼」で見て「目の力」を抜くことによって、
身体全身の余分な力が抜けて、力まずに発声することができる
というようなことをお話しさせていただきました。

さて、その「第三の眼で見る」というテクニックですが、
実は、全身の余分な力を抜くということ以外にも大きな効果があります。

その効果とは、眼の力が抜けることに付随することなのですが
「眉間にしわが寄らなくなる」ということと
「視野が広くなる」ということです。

では、なぜ「眉間にしわが寄らなくなる」と
「視野が広くなる」と発声しやすくなるのでしょう?

それは、眼の周辺の神経と喉の周辺の神経が非常に近いことから影響しています。
また、眼は非常に脳の司令塔のような役割をしていることからきています。

では、具体的に説明していきましょう。
まず、「眉間にしわを寄せること」についてです。

実際に実感していただくのが一番早いと思います。

ここで、皆さんに用意していただきたいものがあるのですが、
どんな文章でもかまいません。
何か、2行程度で結構ですので、朗読できる文章を用意してください。
小説でも、詩でも、なんでもかまいません。

それを最初に思いっきり「眉間にしわを寄せて」
しかめっ面をして読んでみてください。
なるべくはっきりとした、響く声で読みましょう。

その後、次に「第三の眼で見る」ようにして、
眉間を開いて読んでみてください。
やはり、なるべくはっきりとした響く声で読んでください。

いかがでしょうか?
驚くほど声に違いが出たのではないでしょうか?

眼の周辺の神経と喉の周辺の神経が非常に近いということを、
実感していただけたことと思います。

さて、次に「視野を広げて」発声することについて
説明させていただきたいと思います。
これも実感していただくのが一番早いですね。

まず、両手を眼の横にあてて、限りなく視野を狭めてみてください。
これだけでもずいぶんと圧迫感を感じると思います。

その状態で、「眉間にしわを寄せた」ときと同じように朗読をしてみましょう。

そして、次に徐々に視野を開くように、
手を90度、120度、150度、180度と開いていってください。
そして、180度に開いたところで、もう一度朗読してみてください。

いかがでしょうか?
今回も声の違い、実感していただけたことと思います。

今回の講座はみなさんに、実感していただいて、
実際の練習に取り入れていただくことが目的です。

ぜひ、今後の練習で『声が出しにくいな。つまる感覚があるな』と
感じた時などに、この
「眉間にしわを寄せずに発声すること」
「視野を開いて声を出すこと」
を試してみてください。

きっと素晴らしい効果が現れることだと思います。


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